コミックコーナーのモニュメント

「感想【ネタバレを含みます】」カテゴリーの記事はネタバレありの感想です。 「漫画紹介」カテゴリーの記事は、ネタバレなし、もしくはネタバレを最小限にした漫画を紹介する形のレビューとなっています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

魔女の下僕と魔王のツノ9巻 感想

魔女の下僕と魔王のツノ 9巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 前の巻から引き続き、アルマを巡って拗れる話が面白い。魔女の下僕と魔王のツノ9巻の感想です。 三文芝居から思わぬシリアス展開に サウロが回収してしまった魔導具・帰宅の鍵を取り戻すため、犯…

ゴブリンスレイヤー6巻 感想

ゴブリンスレイヤー 6巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) ゴブリンたちの住処とつながる門である「転移の鏡」。それを守っていた「大目玉(ベム)」を倒した一行ですが、粉塵爆発の音を聞きつけたゴブリンたちが集まってきます。その中には小鬼英雄(ゴブ…

この愛は、異端。3巻 感想

この愛は、異端。【電子限定おまけ付き】 3 (ヤングアニマルコミックス) すれ違ってきた淑乃とバアルの関係についに決着がつく、『この愛は、異端。』3巻の感想です。 淑乃とバアルの過去、バアルサイド 淑乃が幼少の頃より度々事件や事故に巻き込まれていた…

果てのない戦いに身を投ずる男の復讐と更生の物語 : ゴブリンスレイヤー レビュー

タイトル:ゴブリンスレイヤー 作者:(漫画)黒瀬浩介(原作)蝸牛くも(キャラクター原案)神奈月昇 年代:2016年~ 巻数:既刊15巻+外伝作品多数 あらすじ・概要 最弱の魔物・ゴブリン。 人間の子供と同程度の力と知性を持ち、集団で村を襲う、女を攫うなどの被…

ゴブリンスレイヤー5巻 感想

ゴブリンスレイヤー 5巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 水の街の地下遺跡で、ゴブリンたちの罠に掛かったゴブリンスレイヤー一行。 毒気による攻撃を凌いだものの、退路のない場所で、小鬼英雄(ゴブリンチャンピオン)率いる大量のゴブリンたちとの闘…

ゴブリンスレイヤー4巻 感想

ゴブリンスレイヤー 4巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) ファンタジー情緒あふれる古代遺跡でゴブリン退治をし、ギルドでの昇級審査にも立ち合い、そして、至高神の大司教(アークビショップ)にして、金等級の冒険者でもある「剣の乙女」からの依頼で…

虚構推理9巻 感想

虚構推理(9) (月刊少年マガジンコミックス) 今回は琴子の高校時代のエピソード、「岩永琴子は高校生だった」と、インパクトのあるタイトルの「ギロチン三四郎」の2本立て。虚構推理9巻の感想です。 琴子の高校生時代の一幕 9巻の1話目は、琴子が高校生だ…

ゴブリンスレイヤー3巻 感想

ゴブリンスレイヤー 3巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 牛飼娘とゴブリンスレイヤーの暮らす牧場に忍び寄るゴブリンの足音。常日頃からゴブリンとの戦いに明け暮れてきたゴブリンスレイヤーですが、今回は彼個人の大切なモノが懸った戦いになります…

ゴブリンスレイヤー2巻 感想

ゴブリンスレイヤー 2巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 新たに仲間も増えて新展開。ゴブリン退治のはずが、ゴブリン以外の強敵と遭遇します。 ゴブリンスレイヤー2巻の感想です。 妖精弓手・鉱人道士・蜥蜴僧侶、ゴブリンスレイヤーを訪ねてきた3人 …

ゴブリンスレイヤー1巻 感想

ゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) この漫画は同タイトルの小説を原作とするコミカライズ作品です。 絵も綺麗で、演出や構成もしっかりとしていて、漫画としてのクォリティーが非常に高く、物語の世界に引き込まれました。 ハイ…

奇才が描く、猫と石鹸を巡る物語 : シャボンと猫売り レビュー

タイトル:シャボンと猫売り 作者:高津マコト 年代:2017年~ 巻数:全3巻 あらすじ・概要 どこかレトロで、幻想的な景色のある街・猫迫(ねこはざま)。 以前は野良猫が大繁殖していた猫迫では、「防疫局」が保護とは名ばかりの野良猫の駆除を大々的に行い、…

シャボンと猫売り2巻 感想

シャボンと猫売り 2巻 (ガムコミックスプラス) 仇である防疫局の桐島主管から猫売り捕獲のための協力を求められるなつめ。 その態度に不信感を覚えながらも、他に猫売りを追う方法がないなつめは、防疫局の猫売り捕獲作戦に参加します。シャボンと猫売り2巻…

セントールの悩み17巻 感想

セントールの悩み(17)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 今回の表紙は御霊さん。帯にも大きく「翼人×青春」と出ていたので、さては御霊さんの出番が多いのかなと思っていたのですが、読み進めると度肝を抜かれました。 御霊さんの過去、御霊家の秘…

シャボンと猫売り1巻 感想

シャボンと猫売り 1巻 (ガムコミックスプラス) 猫達が狩られる街・猫(ねこ)迫(はざま)。そこで生活する凄腕の剣道少女・渋沢なつめと、その親友の心優しき少女・立花ちひろ。 平和で平凡な学生生活を送る2人でしたが、ある夕暮れ、神社で怪我をした野良猫を…

ヤサシイワタシ1巻・2巻 感想

ヤサシイワタシ(1) (アフタヌーンコミックス) ヤサシイワタシ(2) (アフタヌーンコミックス) この漫画はとても面白いのですが、読むと打ちのめされます。 「重たいテーマから目をそらさずに、丁寧かつ真摯に描き切った結果、とんでもなく重たい物語が出…

血の通った人肌の温度の鈍器で心を殴られるかのような漫画 : ヤサシイワタシ レビュー

タイトル:ヤサシイワタシ 作者:ひぐちアサ 年代:2001年~2002年 巻数:全2巻 あらすじ・概要 子供のころから続けてきたテニスの選手生命を身体の故障によって失った青年・芹生弘隆。 積み重ねてきた努力の分だけ、期待されて多くのものを注ぎ込まれた分だ…

共感できる人ほど、悶えること必至の中二病青春ストーリー : AURA アウラ 魔竜院光牙最後の戦い レビュー

※この記事が書かれた時点で、コミックは電子書籍化されていません。電子書籍は原作小説のみとなりますのでご注意ください。 タイトル:AURA アウラ 魔竜院光牙最後の戦い 作者:(漫画)星野倖一郎(原作)田中ロミオ(キャラクターデザイン)mebae 年代:2012年~2…

狐のお嫁ちゃん3巻 感想

狐のお嫁ちゃん (3) (みんなのコミック) ※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 浮上した子供の養育費問題。人間の世界で子供を育てるには、先立つものが無ければいけないという事で、お嫁ち…

狐のお嫁ちゃん2巻 感想

狐のお嫁ちゃん (2) (みんなのコミック) ※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 年越し、雉狩り、狐の生理周期にまつわる問題と盛りだくさん。今回ついにお嫁ちゃんの両親が登場しました。狐…

真実が虚構になり、虚構は真実へと変わる : 虚構推理 レビュー

タイトル:虚構推理 作者:(漫画)片瀬茶柴、(原作)城平京 年代:2015年~ 巻数:既刊20巻 あらすじ・概要 通院先の病院で2年越しの片思いをする少女・岩永琴子。 長期入院する従姉の元に見舞いに通う青年・桜川九郎。 2人の共通点は、妖怪や、幽霊や、妖など…

虚構推理8巻 感想

虚構推理(8) (月刊少年マガジンコミックス) とある海辺の町に現れる奇怪な人形。現地の怪異たちからの相談で解決に乗り出す、琴子と九郎。虚構推理8巻の感想です。 多恵ばあさんとネコ 今回は、琴子と九郎が事件に介入する前に、現地の人間・多恵ばあさん…

魔女の下僕と魔王のツノ8巻 感想

魔女の下僕と魔王のツノ 8巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 7巻の続きが物凄く気になる終わり方、さらに今回の表紙はニョニョで、読む前から高まる期待。読んでみたら想像のはるか斜め上でした。魔女の下僕と魔王のツノ8巻の感想です。 ニョニョ再登場まで…

虚構推理7巻 感想

虚構推理(7) (月刊少年マガジンコミックス) 原作小説・『虚構推理』に該当する「鋼人七瀬編」からさらに続く、琴子と九郎の物語。虚構推理7巻の感想です。なお、今回の見出しのタイトルは、漫画の各話のものをそのまま使っています。 よく行く店 琴子と九…

虚構推理 鋼人七瀬編後半(4巻・5巻・6巻) 感想

虚構推理(4) (月刊少年マガジンコミックス) 虚構推理(5) (月刊少年マガジンコミックス) 虚構推理(6) (月刊少年マガジンコミックス) 鋼人七瀬による犠牲者が出たことがネット上で話題になり、虚構から生まれた「想像力の怪物」を虚構に返して消滅さ…

虚構推理 鋼人七瀬編前半(1巻・2巻・3巻) 感想

虚構推理(1) (月刊少年マガジンコミックス) 虚構推理(2) (月刊少年マガジンコミックス) 虚構推理(3) (月刊少年マガジンコミックス) 妖怪・あやかし・怪異・魔”そう呼ばれる者たち相手に「知恵の神」として相談役を務める一眼一足の少女・岩永琴子。…

この愛は、異端。2巻 感想

この愛は、異端。【電子限定おまけ付き】 2 (ヤングアニマルコミックス) 人間である淑乃と悪魔であるバアル。この2人の関係は相変わらず徹底的に拗れています。その拗れ方が焦れったく、面倒くさく、そして切ない。『この愛は、異端。』2巻の感想です。 サタ…

ダンジョン飯6巻 感想

ダンジョン飯 6巻 (HARTA COMIX) 仲間を連れてきたシュローと、何やら企んでいそうなカブルー一行と合流したライオスたち、ダンジョン飯6巻の感想です。 意外と愉快なシュロー一行。マイヅルさんがかわいい。 フラフラのシュローにご飯を食べてもらいがてら…

TS(性転換)要素マシマシのファンタジーなラブコメディ― : 魔女の下僕と魔王のツノ レビュー

タイトル:魔女の下僕と魔王のツノ 作者:もち 年代:2014年~2022年 巻数:全16巻(+2巻※外伝の前日譚) あらすじ・概要 育ての親である魔女ビビアンを救うため、薬の材料である魔王のツノを求める魔女の少女ベティ。 そんなベティの下僕であるアルセニオは…

魔女の下僕と魔王のツノ7巻 感想

魔女の下僕と魔王のツノ 7巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 狩猟民族女子・レイのアルセニオへの告白から一夜明け、照れながらも新たな関係を築こうとする2人。男女とは何か、心に性別はあるのか悩むレイに呼応するように面白おかしい事件が発生。 魔王城…

魔女の下僕と魔王のツノ6巻 感想

魔女の下僕と魔王のツノ 6巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 魔女の家での日常も、魔王城攻略もファンタジーたっぷり、コメディー要素満載で面白いです。そして、ラブコメ方面でもついに進展がありました。魔女の下僕と魔王のツノ6巻の感想です。 同性愛とA…