感想【ネタバレを含みます】
Present for me 石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス) 石黒正数先生の初期短編作品集、『Present for me 石黒正数短編集』の感想です。 読みやすいのに、癖の強さも感じる短編集。 この短編集は石黒先生の初期の作品を収録した短編集です。 人物画はシン…
【Amazon.co.jp限定描き下ろし特典付】狐のお嫁ちゃん (6) (みんなのコミック) サダさんの妊娠に、化け狐としてのお嫁ちゃんのレベルアップ。そして、ついにお嫁ちゃんと旦那さんの間にも訪れる人生の転機。『狐のお嫁ちゃん』6巻の感想です。 ジョージさ…
父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ(2) (角川コミックス・エース) 突っ込みどころ満載の世界観と、勢いのある展開が笑いを誘うコメディー。 『父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ』2巻の感想です。 法律に則った正しいデスゲームとは!? 愛娘…
父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ(1) (角川コミックス・エース) デスゲームが合法化された近未来の日本。 業界最大手にして老舗のデスゲーム運営会社・FATHER社。 そのデスゲーム運営部門統括部部長を務める黒崎鋭司(くろさきえいじ)38歳。彼は自分…
ライドンキング(10) (シリウスコミックス) 龍脈を逆流させて、魔導院黒の塔の第二席・カーヴィンを倒すとともに、肉瘴気たちの怨念を浄化したプルチノフ大統領。 物語も終盤に差し掛かるのかと思いきや、まさかの新展開。『ライドンキング』10巻の感想で…
角の男 1巻: バンチコミックス 角の男 2巻(完): バンチコミックス 角のある人間・角族を「鬼」と呼んで家畜にする角のない人間たちの国・龍帝國。 角族が奴隷狩りにあい、また、勝手な理由で殺されていく時代に、精一杯抗う角ありと、角なしの2人の男の物…
水上悟志短編集「放浪世界」 (ブレイドコミックス) いろいろな種類の短編が取りそろえられた『水上悟志短編集 放浪世界』の感想です。 虚無を行くが凄く良かった この短編集の総評としてまず言いたいのは、「虚無を行く」が凄く良かったということです。 総…
【Amazon.co.jp限定描き下ろし特典付】狐のお嫁ちゃん (5) (みんなのコミック) 旦那さんの同級生だったサダさんがマンションの隣の部屋に引っ越してきました。 サダさんとお嫁ちゃんのコンビが楽しい狐のお嫁ちゃん5巻の感想です。 恐らく一番年上で、かつ…
令和のダラさん 1 (MFC) 第1巻のものとしては、あまりにカオスなこの表紙。 しかし、この漫画の方向性を端的に表していると考えると、とても1巻の表紙にふさわしい絵である気もします。 『令和のダラさん』1巻の感想です。 シリアスもコミカルも恐るべき表…
社会派のお仕事マンガとしても、コメディーとしても、一級品の『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』。 電子書籍版の単行本で追いかけていた私にとっても、今月に発売した23巻で第1部が完結となりました。 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』をご存じでない方はこち…
お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (2) (青騎士コミックス) 感想その①はこちらです。 www.iiisibumi.com 王都に到着直後、墜落した宇宙船件現お城に、「前の世界でも珍しくなかったわ」と知ったかぶりの見栄を張った結果、エイリスとカルラに予想外の…
お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (2) (青騎士コミックス) 物語が進むにつれて、ロマン溢れるSF要素も段々と出てきました。 そして、不穏でおどろおどろしい世界観もヴェールを脱ぎます。『お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生』2巻の感想で…
お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (1) (青騎士コミックス) 異世界へと転生した少女・京極雛子(キョウゴクヒナコ)。 そのヒナコと姉妹の契を交わし「お姉さま」と呼び慕う巨人の少女・エイリス。 ヒナコと共に転生したヒナコの「お姉さま」と、エイリ…
ゴブリンスレイヤー 13巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) ゴブリンスレイヤーと牛飼娘が生まれ育ち、ゴブリンの襲撃によって潰えた村。 その跡地で冒険者ギルドの新人冒険者訓練場の建設が進みます。 まだ仮設の訓練場で訓練を受ける新人の中には、か…
ゴブリンスレイヤー 12巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 新人冒険者の少年・少年魔術師と共にゴブリン退治に向かうことになった一行。冒険者訓練場設営の話も進むゴブリンスレイヤー12巻の感想です。 少年魔術師の災難 「秩序にして善たる騎士」であ…
ライドンキング(9) (シリウスコミックス) 囚われのカーニャを救い出すために、ついに聖王宮に向かうプルチノフ大統領。 しかし、龍脈からあふれ出した肉瘴気は聖王宮を覆いつくす程の大きさに。ライドンキング9巻の感想です。 ご都合主義の上を行く天空聖…
ライドンキング(8) (シリウスコミックス) 成長著しいヨシュアスの執り成しもあり、聖王国側との衝突を回避できたと思った矢先に、魔導院・黒の塔の刺客カーヴィン(※2人目)が聖王都を襲撃。ライドンキング8巻の感想です。 全てが笑いに収束する 以前の感想…
虚構推理(18) (月刊少年マガジンR) 江戸時代の剣術家・白倉半兵衛。晩年「ゆきおんな」と言い残して謎の死を遂げた男と、その男が完成させたという無偏流に纏わる謎に琴子が挑みます。 果たして、琴子は自分が雪女の血を引くことにうすうす感づいている…
メランコリア 上 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) メランコリア 下 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) いくつもの物語に伏線が散りばめられ、そのいくつもの物語が交差したり、しなかったりしながら世界の終末というクライマックスへと向かうショートシ…
メランコリア 上 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) メランコリア 下 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 道満清明先生の描く、絵柄にも、物語にも、というよりも漫画としての構成要素全般に独特の癖と味のある連作短編集にして群像劇。メランコリア上巻と…
ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 6巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 着々と「ゴブリンスレイヤー」になっていくゴブリンスレイヤー。彼とどう向き合えばいいのか苦心する牛飼娘。 ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン6巻の感想です。 牛飼娘と孤…
魔法はつづく (リイドカフェコミックス) 自然な臨場感のある日常を描写することで、迫真性のある非日常を演出する奇才、オガツカヅオ先生の短編集。『魔法はつづく』の感想です。 当たり前の日常が輝くからこそ非日常が際立つ。 オガツカヅオ先生の漫画は以…
ダンジョン飯 12巻 (HARTA COMIX) 迷宮の主となったマルシル。主の代替わりで混乱が続く迷宮で、物語がクライマックスへ向かうダンジョン飯12巻の感想です。 まさかのラーメン。 何とかマルシルと合流したものの、意見の対立で台所に閉じ込められたライオス…
ダンジョン飯 11巻 (HARTA COMIX) 頼みの綱だった翼獅子はあっさりと抑え込まれ、仲間たちは次々とドラゴンの犠牲に。 悪夢のドラゴンフルコースの中でライオスの魔物知識が光ります。ダンジョン飯11巻の感想です。 ライオスの恐怖※ライオスが恐怖を与える側…
ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 孤電の術士(アークメイジ)と共に、ゴブリンの生態調査も兼ねたゴブリン退治に赴いたゴブリンスレイヤー。ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン5巻の感想です。 ゴブリンスレイ…
虚構推理(17) (月刊少年マガジンR) 「岩永琴子の逆襲と敗北」編のエピローグとしての側面もある単話「死が二人を分かつまで」では、ついに九郎の心の内が明らかになります。 さらに、雪女も再登場の新章「雪女を斬る」もスタート。虚構推理17巻の感想で…
セントールの悩み(23)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 物語の展開も取り扱われる話題も相変わらず興味深いです。 今回は特に私の好みのエピソードが多かったセントールの悩み23巻の感想です。 怪物・妖怪。伝承とイメージとお約束 187話ではハロ…
魔女の下僕と魔王のツノ 16巻 (デジタル版ガンガンコミックス) 電子書籍のページを開いてすぐ目についた「完結」の文字。それぞれの成長が実を結び大団円へと向かう『魔女の下僕と魔王のツノ』16巻の感想です。 名残惜しいけれど大団円。祝完結。 電子書籍サ…
狐のお嫁ちゃん (4) (みんなのコミック) 毎回カラーの扉絵も鮮やかな狐のお嫁ちゃん4巻の感想です。 お嫁ちゃんと自転車 お嫁ちゃんは日常生活での機動力を確保するために、旦那さんの実家へ彼が昔使っていた自転車を取りに行きました。 さっそく自転車に…
虚構推理(16) (月刊少年マガジンR) 臨死体験をしたためか、霊や怪異が見えるようになった丘町冬司。琴子はそのことさえも巧妙に利用し、事件の解決を「合理的な虚構」へ導こうとします。 「岩永琴子の逆襲と敗北」クライマックスの虚構推理16巻の感想で…