コミックコーナーのモニュメント

「感想【ネタバレを含みます】」カテゴリーの記事はネタバレありの感想です。 「漫画紹介」カテゴリーの記事は、ネタバレなし、もしくはネタバレを最小限にした漫画を紹介する形のレビューとなっています。

連載中の漫画

転生者と芸能界。嘘と愛の物語。 : 【推しの子】 レビュー

【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) タイトル:【推しの子】 作者:(漫画)横槍メンゴ(原作)赤坂アカ 年代:2020年~ 巻数:既刊11巻 あらすじ・概要 宮崎県のとある病院に勤務する産婦人科医・ゴローは重度のアイドルオタク。 そんな彼の元に…

ライドンキング10巻 感想

ライドンキング(10) (シリウスコミックス) 龍脈を逆流させて、魔導院黒の塔の第二席・カーヴィンを倒すとともに、肉瘴気たちの怨念を浄化したプルチノフ大統領。 物語も終盤に差し掛かるのかと思いきや、まさかの新展開。『ライドンキング』10巻の感想で…

江戸時代蘊蓄が楽しい生き字引エルフの日常漫画 : 江戸前エルフ レビュー

江戸前エルフ(1) (少年マガジンエッジコミックス) タイトル:江戸前エルフ 作者:樋口彰彦 年代:2019年~ 巻数:既刊7巻 あらすじ・概要 舞台は現代日本、東京都中央区月島。 江戸時代より400年以上の歴史を刻む高耳神社(たかみみじんじゃ)に祀られてい…

令和の世を生きる祟り神、戸惑う : 令和のダラさん レビュー

令和のダラさん 1 (MFC) タイトル:令和のダラさん 作者:ともつか治臣 年代:2022年 巻数:既刊2巻 あらすじ・概要 ある片田舎の豊かな山にある集落跡。 現在では柵で厳重に隔離された区画は、古来より伝わる忌み地であり、興味本位での人の立ち入りを避け…

令和のダラさん1巻 感想

令和のダラさん 1 (MFC) 第1巻のものとしては、あまりにカオスなこの表紙。 しかし、この漫画の方向性を端的に表していると考えると、とても1巻の表紙にふさわしい絵である気もします。 『令和のダラさん』1巻の感想です。 シリアスもコミカルも恐るべき表…

祝 ハコヅメ第1部 完結記念

社会派のお仕事マンガとしても、コメディーとしても、一級品の『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』。 電子書籍版の単行本で追いかけていた私にとっても、今月に発売した23巻で第1部が完結となりました。 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』をご存じでない方はこち…

地球のカワイイは宇宙一 : カワイスギクライシス レビュー

カワイスギクライシス 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) タイトル:カワイスギクライシス 作者:城戸みつる 年代:2020年~ 巻数:既刊7巻 あらすじ・概要 あまたの星々を支配下に置く帝国アザトス。 その先兵として、調査のために地球に降り立った調査隊員・…

お嬢さまと巨人の姉妹。仁義なきものとの闘い : お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生 レビュー

お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (1) (青騎士コミックス) タイトル:お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生 作者:Be-con 年代:2022年~ 巻数:既刊2巻 あらすじ・概要 電車に轢かれて異世界へ転生したお嬢さま・京極雛子(キョウゴクヒナコ)…

お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生2巻 感想その②

お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (2) (青騎士コミックス) 感想その①はこちらです。 www.iiisibumi.com 王都に到着直後、墜落した宇宙船件現お城に、「前の世界でも珍しくなかったわ」と知ったかぶりの見栄を張った結果、エイリスとカルラに予想外の…

お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生2巻 感想その①

お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (2) (青騎士コミックス) 物語が進むにつれて、ロマン溢れるSF要素も段々と出てきました。 そして、不穏でおどろおどろしい世界観もヴェールを脱ぎます。『お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生』2巻の感想で…

お姉さまと巨人(わたし) お嬢さまが異世界転生1巻 感想

お姉さまと巨人 お嬢さまが異世界転生 (1) (青騎士コミックス) 異世界へと転生した少女・京極雛子(キョウゴクヒナコ)。 そのヒナコと姉妹の契を交わし「お姉さま」と呼び慕う巨人の少女・エイリス。 ヒナコと共に転生したヒナコの「お姉さま」と、エイリ…

ゴブリンスレイヤー13巻 感想

ゴブリンスレイヤー 13巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) ゴブリンスレイヤーと牛飼娘が生まれ育ち、ゴブリンの襲撃によって潰えた村。 その跡地で冒険者ギルドの新人冒険者訓練場の建設が進みます。 まだ仮設の訓練場で訓練を受ける新人の中には、か…

ゴブリンスレイヤー12巻 感想

ゴブリンスレイヤー 12巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 新人冒険者の少年・少年魔術師と共にゴブリン退治に向かうことになった一行。冒険者訓練場設営の話も進むゴブリンスレイヤー12巻の感想です。 少年魔術師の災難 「秩序にして善たる騎士」であ…

ライドンキング9巻 感想

ライドンキング(9) (シリウスコミックス) 囚われのカーニャを救い出すために、ついに聖王宮に向かうプルチノフ大統領。 しかし、龍脈からあふれ出した肉瘴気は聖王宮を覆いつくす程の大きさに。ライドンキング9巻の感想です。 ご都合主義の上を行く天空聖…

ライドンキング8巻 感想 

ライドンキング(8) (シリウスコミックス) 成長著しいヨシュアスの執り成しもあり、聖王国側との衝突を回避できたと思った矢先に、魔導院・黒の塔の刺客カーヴィン(※2人目)が聖王都を襲撃。ライドンキング8巻の感想です。 全てが笑いに収束する 以前の感想…

虚構推理18巻 感想

虚構推理(18) (月刊少年マガジンR) 江戸時代の剣術家・白倉半兵衛。晩年「ゆきおんな」と言い残して謎の死を遂げた男と、その男が完成させたという無偏流に纏わる謎に琴子が挑みます。 果たして、琴子は自分が雪女の血を引くことにうすうす感づいている…

ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン6巻 感想

ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 6巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 着々と「ゴブリンスレイヤー」になっていくゴブリンスレイヤー。彼とどう向き合えばいいのか苦心する牛飼娘。 ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン6巻の感想です。 牛飼娘と孤…

ダンジョン飯12巻 感想

ダンジョン飯 12巻 (HARTA COMIX) 迷宮の主となったマルシル。主の代替わりで混乱が続く迷宮で、物語がクライマックスへ向かうダンジョン飯12巻の感想です。 まさかのラーメン。 何とかマルシルと合流したものの、意見の対立で台所に閉じ込められたライオス…

ダンジョン飯11巻 感想

ダンジョン飯 11巻 (HARTA COMIX) 頼みの綱だった翼獅子はあっさりと抑え込まれ、仲間たちは次々とドラゴンの犠牲に。 悪夢のドラゴンフルコースの中でライオスの魔物知識が光ります。ダンジョン飯11巻の感想です。 ライオスの恐怖※ライオスが恐怖を与える側…

ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン5巻 感想

ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 5巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 孤電の術士(アークメイジ)と共に、ゴブリンの生態調査も兼ねたゴブリン退治に赴いたゴブリンスレイヤー。ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン5巻の感想です。 ゴブリンスレイ…

異世界で俺と握手!! : 戦隊レッド 異世界で冒険者になる レビュー

タイトル:戦隊レッド 異世界で冒険者になる 作者:中吉虎吉 年代:2021年~ 巻数:既刊5巻 あらすじ・概要 「終わりだ!!絶縁王!!世界の絆は俺が守る!!」。 人々から絆を奪い世界征服を企む悪の秘密結社ゼツエンダー。その魔の手から人々の絆を守るた…

虚構推理17巻 感想

虚構推理(17) (月刊少年マガジンR) 「岩永琴子の逆襲と敗北」編のエピローグとしての側面もある単話「死が二人を分かつまで」では、ついに九郎の心の内が明らかになります。 さらに、雪女も再登場の新章「雪女を斬る」もスタート。虚構推理17巻の感想で…

セントールの悩み23巻 感想

セントールの悩み(23)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 物語の展開も取り扱われる話題も相変わらず興味深いです。 今回は特に私の好みのエピソードが多かったセントールの悩み23巻の感想です。 怪物・妖怪。伝承とイメージとお約束 187話ではハロ…

激務の中の悲喜こもごも「警察官のお仕事」暴露コメディー : ハコヅメ~交番女子の逆襲~ レビュー

タイトル:ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 作者:泰三子 年代:2018年~ 巻数:既刊23巻(+1巻※別章)※23巻で第1部完結 あらすじ・概要 岡島県警町山警察署管内、町山交番勤務の新米女性警察官・川合麻衣。 激務の上に嫌われ役。そんな警察官の仕事が嫌になった…

虚構推理16巻 感想

虚構推理(16) (月刊少年マガジンR) 臨死体験をしたためか、霊や怪異が見えるようになった丘町冬司。琴子はそのことさえも巧妙に利用し、事件の解決を「合理的な虚構」へ導こうとします。 「岩永琴子の逆襲と敗北」クライマックスの虚構推理16巻の感想で…

セントールの悩み22巻 感想

セントールの悩み(22)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) ストーリー的にも、風刺的にも意味深長な場面が盛りだくさん。セントールの悩み22巻の感想です。 プリティホーンに新キャラ登場 178話は久しぶりのプリティホーン。 全体主義専制体制の権化…

ライドンキング7巻 感想

ライドンキング(7) (シリウスコミックス) 瘴気があふれ出した死の谷にて、プルチノフ大統領VS闘鬼竜エドゥの戦いのゴングが鳴ります。ライドンキング7巻の感想です。 プルチノフ大統領VS闘鬼竜(オーガドラゴン)エドゥ 龍穴(ドラゴンホール)を封じていた先…

虚構推理15巻 感想

虚構推理(15) (月刊少年マガジンコミックス) ついに琴子たちの前に姿を現した六花さん。キリンの亡霊による殺人事件は、関係者達の思惑が絡み合い何やら怪しい雲行きへ。虚構推理15巻の感想です。 六花さんVSキリンの亡霊 今回の事件、九郎が山の中でキ…

ライドンキング6巻 感想

ライドンキング(6) (シリウスコミックス) 巨大海洋魔獣の巣窟を抜け、魔境=聖王国にたどり着いた大統領一行。 今後の展開の方向性も見えてきた一方で、さりげないのから露骨なのまで飽和するパロディーに突っ込みが追いつかないライドンキング6巻の感想…

ゴブリンスレイヤー11巻 感想

ゴブリンスレイヤー 11巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) 雪山での戦いもクライマックス。ゴブリンスレイヤー11巻の感想です。 小鬼聖騎士(ゴブリンパラディン)との決着 ゴブリン達の砦から脱出したゴブリンスレイヤー一行。 小鬼聖騎士の「狂奔(ルナ…