スターダムを駆け上がるアイドル・アイと、自分の「推しアイドル」であるアイの隠し子に生まれ変わった双子の兄妹を中心に、芸能界の物語が描かれる漫画『【推しの子】』。
この記事はその『【推しの子】』に関係のある楽曲のPVに関する内容です。
『【推しの子】』をご存じでない方はこちらの記事に簡単な説明がありますので、宜しければご覧くださいませ。
【推しの子】まずアニメが凄い。
【推しの子】は2023年春にTVアニメが放送開始されました。
漫画が原作のアニメなどを見た時に、アニメの出来栄えや原作へのリスペクトに嬉しくなることもあれば、自分が好きな作品を雑に扱われて悲しくなることもあります。
【推しの子】のアニメは完全に前者です。
第1話を見た時、そのクオリティーに圧倒されました。
全体的に凄かったのですが、ルビーが踊れる喜びを噛みしめる場面と、原作1巻・9話のクライマックスの場面は特に印象的でしたね。
「重曹を舐める天才子役」の場面で妖怪画みたいなカットが入ったのには笑いました。
YOASOBIの楽曲「アイドル」のPVで表現される「アイ」
そんな出来がとびきり良かったアニメ以上に私が驚いたのが、アニメのOP(オープニング)テーマであるYOASOBIの楽曲「アイドル」のPV(プロモーションビデオ)でした。
もちろん楽曲としても素晴らしく、OPのアニメーションも素晴らしかったのですが、PVはもっと別の意味で、素晴らしいものでした。
衝撃的でした。もう本当に衝撃的でした。PVというものでここまで衝撃を受けたのは初めてです。
そもそも、漫画に関する記事ばかりのこのブログで、何故、音楽のPVの話をしているのかと言えば、それが漫画の物語とキャラクターの印象にすらも関わってくる話だからです。
一度PVを見ただけで、私の中で「アイ」というキャラクターの解像度が一気に上がったと言いますか、アイというキャラクターが鮮明になったと言いますか。
【推しの子】はアニメ化される前から知っていました。
集英社のウェブサイト・ジャンプ+での掲載開始あたりのタイミングで読み始めて、電子書籍版の単行本も購入していました。
それこそ、アイの背景や、抱えている想いが語られる1巻は何度も読んでいたはずなのですが、それでも、このPVを見て、今まで自分で考えていた以上、思っていた以上のイメージがスッと入ってきたと言いましょうか。
PVなので当たり前だという人もいるかもしれませんが、楽曲とアニメーションの演出も凄く綺麗にマッチしていて、楽曲で歌われている内容をアニメーションが拡張して表現しています。
その完成度への感動と、アイの抱えていた想いが、まとめて心に突き刺さってきます。
何を隠そうこのブログで【推しの子】の漫画紹介記事を書いたのも、このYOASOBIの「アイドル」がきっかけでした。もう衝撃を受けた勢いで、最初から読み直してしまったのですよね。
そして、今まで自分が思っていた以上に面白い漫画だったのだと再確認しました。
漫画【推しの子】のファンでまだご覧になっていない方は、是非YOASOBIの「アイドル」のPVをご覧ください。凄いですよ。
YOASOBI「アイドル」Official Music Video へ
逆に【推しの子】を知らないという方は、漫画の1巻を読むか、アニメの第1話を見てからPVを見ることをお勧めさせていただきます。恐らく、感動が全く違うと思われますので。