2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
セントールの悩み(3)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 3巻目になって姫乃以外の視点も増えてきました。群像劇は好きですし、「この世界」のいろいろな場所を覗けるのも楽しいです。そういうわけで、セントールの悩み3巻の感想です。 人馬形態の正しい投球…
セントールの悩み(2)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 人馬や翼人といった形態の人類がなぜ存在するに至ったか、世界観の説明の根本の部分が語られる、セントールの悩み2巻の感想です。 これがカルチャーショックというものか 第5話では、姫乃のいとこの紫…
セントールの悩み(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) ケンタウロスのような「人馬」形態の女子高生、君原姫乃。その友人の獄楽希は「竜人」形態で蝙蝠のような皮膜の翼があり、同じく友人の名楽羌子は「角人」形態で頭に角が生えている。クラスの委員長は…
※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 タイトル:狐のお嫁ちゃん 著者名:Batta 年代:2015年~2021年 巻数:全7巻(紙書籍は4巻まで。詳しくは下記をご覧ください) あらすじ・概要 地方の文化…
狐のお嫁ちゃん (1) (みんなのコミック) ※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 地方の文化資料館で学芸員をしている旦那さんと元禄時代生まれの狐のお嫁ちゃんのまったり新婚生活物語。その…
タイトル:ニッケルオデオン 著者名:道満晴明 年代:2010年~2014年 巻数:全3冊 あらすじ・概要 1話につき8ページで話が完結。様々なテーマが扱われ、シリアスだったり、コミカルだったり、きれいにオチがつくこともあれば、あいまいな結末のまま余韻を残…
ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX) 8ページの超短編スタイルと、独特過ぎる発想で振り回してくれた『ニッケルオデオン』もこの3冊目の【青】で最終巻となりました。 多種多様な物語とニッチな題材の「ヴンダーカンマー」 この短編集に収録されている物語話は…
ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX) 道満晴明先生のニッケルオデオンの2冊目。1話1話を独特のセンスで組み上げています。ニッチなテーマも相変わらず多めでした。 お約束の状況×普通じゃない発想 お約束の状況から始まる話も、ニッチな題材を使った話でも、話…
ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX) 道満晴明先生の短編作品集である『ニッケルオデオン【赤】』。1つの物語がわずか8ページです。 物語ごとに世界観が違うかと思えば、つながっている話もあり、切ない話があれば、おどろおどろしい話もあり、絵がポップでか…
タイトル:兎が二匹 著者名:山うた 年代:2016年 巻数:全2巻 あらすじ・概要 約400年の人生を歩んできた不老不死の女性すず。外見年齢20代、仕事は骨董の修復、日課は自殺。 そんなすずに思いを寄せる青年、咲朗。年齢19歳、職業は喫茶店店員、日課は自殺…
兎が二匹 2巻(完) (バンチコミックス) 不老不死のすずとその恋人の咲朗のすれ違いと純愛の物語。後半の感想です。 広島から廣島へ 回想シーンからさらに過去の回想へと跳ぶ形になりましたが、今度は1巻で名前だけ出てきていた花ちゃんについてのエピソード…
兎が二匹 1巻 (バンチコミックス) つらい記憶と共に、長い時間を生き続ける不老不死のすずと、そんなすずを愛する咲朗。その2人の物語の感想です。 この二人にハッピーエンドはありうるのか? 物語が始まっていきなりの絞殺シーン。泣きながらすずの首を絞め…
石文と申します。 漫画を読むことが好きで、書店を徘徊することも好きです。 ブログを書こうと思ったきっかけ 突然ですが、書店での最大の楽しみは未知の作品との出会いだと思っています。 自分の興味のある括りでフェアをやっていたり、平台に置かれている…