コミックコーナーのモニュメント

「感想【ネタバレを含みます】」カテゴリーの記事はネタバレありの感想です。 「漫画紹介」カテゴリーの記事は、ネタバレなし、もしくはネタバレを最小限にした漫画を紹介する形のレビューとなっています。

2015年~2019年の漫画

セントールの悩み13巻 感想

セントールの悩み(13)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) どこまでも広がっていく世界観。平行する物語は増えていく一方。小出しされる情報がもどかしい。でも面白いからやめられない。そんなセントールの悩み13巻の感想です。 朱池さんちの事情、犬養さんの…

セントールの悩み12巻 感想

セントールの悩み(12)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 綾香ちゃんと鴉羽さんが、正式にオカルト科学部に入部。今回はオカルト関連をいろいろな視点から描いたエピソードが目を引きました。セントールの悩み12巻の感想です。 鴉羽さんのクラスの出し物は「…

セントールの悩み11巻 感想

セントールの悩み(11)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 姫野の周りも、世界情勢も、南極人関連も、それぞれ大きな変化がありました。 私たちの世界とは似て非なる、でもやっぱり似ている部分もある「この世界」の様々な形の「日常」が描かれる、セントール…

セントールの悩み10巻 感想

セントールの悩み(10)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) 「日常」モノのはずが、非日常の世界に放り出されてしまった姫乃と紫乃ちゃんの運命やいかに。というわけでセントールの悩み10巻の感想です。 続姫乃の異世界無双 姫乃は元の世界へと戻るために現地…

ダンジョン飯5巻 感想

ダンジョン飯 5巻 (HARTA COMIX) 4巻末の思わせぶりな黒ページ増量。巻頭からの急展開。ダンジョン飯5巻の感想です。 狂乱の魔術師と亡霊たち。黄金城の過去が気になる いなくなったファリンを追いかけてきたライオスたちの前に、ダンジョンの主、狂乱の魔術…

ダンジョン飯4巻 感想

ダンジョン飯 4巻 (HARTA COMIX) 冒頭から気になる新情報が目白押しの『ダンジョン飯』4巻。ついにライオス一行の当初の目的だった、ドラゴンの討伐と、ファリンの救出の話になります。 熱い熱いレッドドラゴン戦 ドラゴンの大きさは、登場するファンタジー…

ダンジョン飯3巻 感想

ダンジョン飯 3巻 (HARTA COMIX) いろいろな魔物を食べながらのダンジョン攻略ファンタジー、『ダンジョン飯』3巻の感想です。 物語が進み、世界観や背景の情報も増えてきました。 大物クラーケン戦 水上歩行の描写がすごい 地下4階になってから使用されてい…

ダンジョン飯2巻 感想

ダンジョン飯 2巻 (HARTA COMIX) 人間の剣士ライオス、エルフの魔法使いマルシル、ハーフフットの鍵師チルチャック、ドワーフの料理人センシ。4人のメンバーは魔物を調理した「ダンジョン飯」を食べながら、ダンジョンの最深部を目指す。 そんな『ダンジョン…

世知辛い部分をコミカルに描く、迷宮攻略ファンタジー : ダンジョン飯 レビュー

タイトル:ダンジョン飯 著者名:九井諒子 年代:2015年~2023年 巻数:全14巻 あらすじ・概要 多くの人が富を求めて集うダンジョン。その最深部でドラゴンに敗北してしまったライオス一行。ライオスの妹ファリンの機転で全滅は免れたものの、ドラゴンに食べ…

ダンジョン飯1巻 感想

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX) ドラゴンに敗れ、魔法でダンジョンから逃れたライオス一行。しかしドラゴンに食べられたライオスの妹、ファリンが取り残されてしまいました。蘇生魔法には死体が必要。迫りくる消化のタイムリミットの中、再びダンジョンに挑…

緻密に描かれる復讐劇と人間の“貌” : モンテ・クリスト伯爵 レビュー

タイトル:モンテ・クリスト伯爵 著者名:森山絵凪、原作:アレクサンドル・デュマ 年代:2015年 巻数:全1巻 あらすじ・概要 マルセイユの船乗り、エドモン・ダンテスの人生は順風満帆。美しい婚約者との結婚も決まり、仕事では次の船長に抜擢されました。 …

モンテ・クリスト伯爵 感想

モンテ・クリスト伯爵 (ジェッツコミックス) モンテ・クリスト伯爵ことエドモン・ダンテスによる、自分を陥れた3人の男に対する復讐の物語の感想です。 漫画で描かれる壮絶な復讐劇。表情から登場人物の内面があふれ出る。 『モンテ・クリスト伯』自体は復讐…

異類婚姻譚というより異類新婚譚 : 狐のお嫁ちゃん レビュー

※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 タイトル:狐のお嫁ちゃん 著者名:Batta 年代:2015年~2021年 巻数:全7巻(紙書籍は4巻まで。詳しくは下記をご覧ください) あらすじ・概要 地方の文化…

狐のお嫁ちゃん1巻 感想

狐のお嫁ちゃん (1) (みんなのコミック) ※電子書籍版と書籍版で、表紙および一部カラーイラストなどが異なります。上の画像は電子書籍版です。 地方の文化資料館で学芸員をしている旦那さんと元禄時代生まれの狐のお嫁ちゃんのまったり新婚生活物語。その…

陰影のある切なさ : 兎が二匹 レビュー

タイトル:兎が二匹 著者名:山うた 年代:2016年 巻数:全2巻 あらすじ・概要 約400年の人生を歩んできた不老不死の女性すず。外見年齢20代、仕事は骨董の修復、日課は自殺。 そんなすずに思いを寄せる青年、咲朗。年齢19歳、職業は喫茶店店員、日課は自殺…

兎が二匹2巻 感想

兎が二匹 2巻(完) (バンチコミックス) 不老不死のすずとその恋人の咲朗のすれ違いと純愛の物語。後半の感想です。 広島から廣島へ 回想シーンからさらに過去の回想へと跳ぶ形になりましたが、今度は1巻で名前だけ出てきていた花ちゃんについてのエピソード…

兎が二匹1巻 感想

兎が二匹 1巻 (バンチコミックス) つらい記憶と共に、長い時間を生き続ける不老不死のすずと、そんなすずを愛する咲朗。その2人の物語の感想です。 この二人にハッピーエンドはありうるのか? 物語が始まっていきなりの絞殺シーン。泣きながらすずの首を絞め…